こんにちは、限界救急医です。
先日、産業医の集中講義を受けてきました。
正直、「産業医ってどうなん?」くらいの軽い気持ちで受けたんですが、
思ってたよりだいぶハードでした。
産業医になるには
医師免許に加えて労働安全衛生規則に定められた指定の要件を満たさなくてはなりません。
産業医は労働者が健康で安全に働けるよう、専門的な立場から指導や助言を行うため、労働安全衛生法・労働安全衛生規則などの労働衛生関連法規に加え、作業環境管理といった産業保健特有の専門知識が不可欠です。
具体的な要件は「労働安全衛生規則第14条第2項」に定められており、主に以下のいずれかを満たす必要があります。
- 厚生労働大臣の指定する者(日本医師会や産業医科大学など法人に限る)が行う所定の研修を修了した者
- 産業医科大学など、厚生労働大臣が指定する大学でにおいて労働衛生に関する正規の課程を修めて卒業し、その大学が行う実習を履修した者
- 労働衛生コンサルタント試験(保健衛生区分)に合格した者
- 大学において労働衛生を担当する教授、准教授、常勤講師の職にある、またはあった者
- 上記の他、厚生労働大臣が定めるもの(2026年1月現在指定なし)
私は産業医大出身ではなく、大学病院の勤務医なので所定の講習(計50単位)を修了するか労働衛生コンサルタントの資格を取る必要がありました。
産業医の講習とは?
基礎研修で取得が必要な50単位の内訳は以下の通りです。
- 前期研修(14単位以上):総論、健康管理、メンタルヘルス対策など8項目の基礎知識
- 実地研修(10単位以上):職場巡視の実地研修や作業環境測定実習など
- 後期研修(26単位以上):地域の特性を考慮した実務的・専門的な内容
受講の方法としては日本医師会および都道府県医師会が主催する講習会を“コツコツ受けるか”それとも産業医大などが主催する“集中講義でまとめて取るか”の違いがあります。
私は産業医資格を持っていたらどこかで役に立てばいいやくらいの気持ちでいたので後者にしました。
おわってみて集中講義を選んだこの判断は大正解でした。先に言ってしまうと少しずつ受講していたらいつか飽きて講習会に行かなくなっていたなと思いました。
で、この集中講義。
地味に人気で、普通に倍率が高いと言われています。というのも忙しい勤務医がなんとか休みを取って1週間で取り切ってしまおうという人がかなり多いから。
「どうせ当たらんやろ」と思ってとりあえず応募したらまさかの当選。
実際かかる費用は??
今回の産業医講習でかかった費用はというと、
受講料:約20万円。
さらに地方開催だったのでホテル泊となりましたがこれがまた高い。
周りも受講者だらけで、完全に足元見られてる感じがしましたね。
ホテル代:約10万円
合わせて30万円で「これちゃんと回収しないとやばいな」という気持ちに駆られました。
講義スケジュール
講義はこんな感じ。
月〜金:9時〜19時
土:9時〜16時
水曜日に1日かけて実地研修のブロックがありました。
中身は、
午前3時間 → 昼45分休憩 → 午後6時間で1時間毎に10分の休憩がありました。
実地研修以外はひたすら座りっぱなしで、座りっぱなしなんて大学時代以来だったのでかなりきつかったです。
内容に関しては普通に面白くて労働安全とかメンタルヘルス等、普段の救急とは全然違う領域で新鮮。
高齢者を相手にすることが多い臨床と違い、労働者相手の予防医学も面白そうとさえ感じました。
ずっと座っているといえ身体がもたなくなるのも事実で
・ケツが痛い
・集中力切れる
・普通に眠い
座りすぎて痔が悪化したのはここだけの話です。
意外だったのは、
スマホいじると注意されるのに寝てる人はスルーなところでどういう基準なのかよくわからなかったです。
正直、私も1日1〜2時間は寝てました。笑
講義を終えて
そんなこんなで1週間終了。
無事に全コマ受講しました。
MAMISという日本医師会の単位確認システムで単位も確認できて
あとは書類出せば申請が通れば日本医師会認定産業医になります。(まだ出してない)
ただ正直、
産業医として働ける気は全くしてないです。
でもまあ、
「いつでもやれる」状態にしておくのは大事かなと。
とりあえず書類出してみます。
実際どれくらいの募集があるのか、お給料はどれくらいもらえるのかも気になるので
調べたらまとめてみようと思います。ではまた。

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